2012年ロンドン五輪のバドミントン女子ダブルスで銀メダルを獲得した藤井瑞希(25)が、ドイツ1部リーグでプレーする意向であることが12日、分かった。3月いっぱいで所属していたルネサスを退社し、移籍先を検討している。

 関係者によると複数のチームからオファーがあり、近日中に交渉のためドイツに渡る予定。リーグは毎年秋から春にかけて行われている。藤井は日本代表としての活動はしない。

 藤井は垣岩令佳(ルネサス)と組んで臨んだロンドン五輪でバドミントンの日本勢史上初のメダルを手にした。「フジカキ」ペアとして最後の試合だった12年末の全日本総合選手権で右膝前十字靱帯(じんたい)断裂の大けがを負い、昨年末の全日本総合選手権で末綱聡子(ルネサス)と組んで実戦復帰した。