<競泳:日本選手権>◇第3日◇12日◇東京辰巳国際水泳場

 6種目に挑戦する萩野公介(19=東洋大)が2種目で日本新記録を出し4冠を獲得した。

 400メートル自由形で3分43秒90と、自身の記録を0秒92更新すると、45分後の200メートル個人メドレーで1分55秒38と自身の記録を0秒36上回った。11日の100メートル背泳ぎで優勝を逃し6冠の夢は消した。それでも、今大会はこれで5種目中4種目で自己記録を更新。この日の2種目も自己記録更新=日本記録更新だった。

 「自己ベストを出したことは明日につながる」。最終日13日は200メートル背泳ぎがある。昨年と同じ5冠を死守するためにも100メートルで敗れた入江陵介(24=イトマン東進)にリベンジしなければならない。「入江さんについていって、いい勝負をしたい」と決意を込めた。