<競泳:日本選手権>◇第3日◇12日◇東京辰巳国際水泳場◇男子200メートルバタフライ決勝

 「黄金世代」の平井健太(19=セントラル)が、男子200メートルバタフライ2位で初の代表入り。「最後は力んだ」と、同世代の瀬戸大也(19=JSS毛呂山)に逆転で優勝をさらわれたレースを振り返りながらも「やっと代表になれた。素直に、うれしい」と笑顔で話した。

 千葉商科大付高時代から才能が注目された。萩野公介(19=東洋大)のロンドン五輪での活躍に刺激されて、直後の高校総体では100メートル、200メートルバタフライで2冠。ジュニアオリンピックでも100メートル自由形に高校新記録をマークしたが、昨年の世界選手権は落選。「まず代表に入らないと始まらない」と誓って臨んだ今大会だった。

 「バタフライの方が世界には近いけれど、同世代で組むリレーも魅力がある」と、自由形との二刀流を目指して言う。平泳ぎの山口観弘(19=東洋大)を含めた「黄金世代」。2年後のリオデジャネイロ五輪はもちろん、6年後の東京五輪まで水泳ニッポンを引っ張る。