卓球のワールドツアー、チリ・オープンの男子シングルスでツアー最年少王者に輝いた三部航平(青森山田高)が16日、成田空港に帰国した。16歳274日で記録を更新したことは知らなかったと明かし「メールで母から伝えられ、びっくりした。強い選手が出ていないので、負けたくなかった」と喜びを語った。

 同大会の女子シングルスで優勝した17歳の前田美優(福岡・希望が丘高)と、同種目のツアー最年少で決勝に進んで準優勝した13歳の早田ひな(石田ク)も羽田空港に帰国。日本勢では石川佳純(全農)に次ぐ2番目の若さでツアー制覇した前田は「(強豪不在で)優勝を目指していたので、うれしさよりもほっとしている」と述べ、早田は「自分も置いていかれないように。もっと頑張りたい」と誓った。