<柔道:全日本女子選手権>◇20日◇横浜文化体育館◇無差別

 世界選手権(8月・チェリャビンスク=ロシア)女子78キロ超級代表最終選考会を兼ねて行われ、優勝候補同士の対戦となった決勝で23歳の山部佳苗(ミキハウス)が25歳の田知本愛(ALSOK)に鮮やかな払い腰で一本勝ちし、2年ぶり2度目の優勝を果たした。5戦すべて一本勝ちだった。

 9度目の出場で初優勝を目指した田知本愛は昨年に続き決勝で敗れた。市橋寿々華(大阪府警)と岡村智美(コマツ)が3位。

 山部と田知本愛は78キロ級超級の世界選手権代表に選ばれた。

 また57キロ級でロンドン五輪金メダルの松本薫(フォーリーフジャパン)が同級2枠目で世界選手権代表に追加選出され、女子の代表9人が出そろった。