スピードスケート女子長距離のエースで、2010年バンクーバー冬季五輪女子団体追い抜き銀メダルの穂積雅子(ダイチ)が現役引退することが21日、関係者の話で分かった。22日に所属先のある富山市で記者会見して発表する。

 27歳の穂積は抜群の心肺機能を武器に、09年の世界選手権で総合4位に入るなど日本の長距離を引っ張ってきた。4年前の五輪では田畑真紀(ダイチ)小平奈緒(相沢病院)と組んだ団体追い抜きでスピードスケートでは日本女子史上最高の2位と躍進し、個人でも3000メートルで6位、5000メートルで7位と健闘した。

 その後はけがもあって振るわず、2月のソチ五輪では3000メートルで21位、5000メートルで13位に終わった。