16年リオ五輪での柔道米国代表入りを目指す総合格闘家・石井慧(27=I

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 RHINO)が4日(日本時間5日)、米ネバダ州リノで行われた全米体重別柔道選手権の無差別級に出場。準々決勝で、昨年も敗れている日本の元強化選手・高橋徳三(37)に反則負けした。

 1回戦を不戦勝、2回戦を投げ技1本で勝ち上がった石井は、高橋に奥襟を取られて攻められず、指導を繰り返し受けた。互いに攻めを出せない状況で、4度目の指導を受けた石井が反則負け。

 「高橋先輩は強かった。全然柔道をさせてもらえなかった。優勝して帰りたかったが、両者指導の後、もう1回ボクだけ指導を取られ気持ちが切れてしまった」と石井は無念そうに話した。試合前には、米国柔道連盟のホセ・ロドリゲス会長と会談。同会長から米国市民権がなくても国際大会に出て、世界ランクの順位を上げられるとアドバイスされた。「国際大会にも出られるということなので、これから試合に出てアピールしていけたらと思います」と前向きに話していた。