<テニス:マドリード・オープン>◇10日◇マドリード

 男子シングルス準決勝で世界ランキング12位の錦織圭(日清食品)が5位のダビド・フェレール(スペイン)を7-6、5-7、6-3で破り、ツアー年間9大会のマスターズ大会で初の決勝進出を果たした。

 錦織は大会後の世界ランキングで、現行制度となってからは日本男子初となるトップ10入りが決まっていたが、この勝利で9位に浮上することになった。

 11日の決勝では4月下旬のバルセロナ・オープンに続く出場2大会連続優勝を懸け、同1位のラファエル・ナダル(スペイン)に挑戦する。

 錦織は第1セットを2-5の劣勢からタイブレークに持ち込んでものにした。第2セットは失ったが、第3セットは3-2からの第6ゲームをブレークして押し切った。