ラグビーの関東大学リーグ対抗戦で伝統の一戦、早大-明大のことしの会場候補に、改築される国立競技場に代わって東京ドームが浮上していることが13日、分かった。

 同日の関東協会の理事会前に両校関係者が提案した。同協会が会場使用料などを精査して6月中に判断する。

 国立競技場は2020年東京五輪に向けた建て替えに入るため使用できず、現状で候補となっている秩父宮ラグビー場は収容人員が約2万5000人と少ないため、盛り上がりを継続したい両校関係者が4万人以上を収容できる東京ドームを提案した。東京ドームによると、過去にラグビーの試合が行われた例はない。

 早明戦は1980年代前半に6万人超を集めた屈指の人気カード。近年は減少の傾向にあったが、昨年は両校ラグビー部の活動により約4万7000人が観戦した。両校関係者は既に東京ドームの人工芝の下見を済ませている。