体操男子団体総合で1968年メキシコ五輪から3大会連続金メダルを獲得した日本オリンピック委員会(JOC)理事の塚原光男氏(66)が柔道の総本山である講道館の評議員に就任することが13日、分かった。26日の評議員会で正式決定する。

 関係者によると、柔道界以外から評議員が招かれるのは極めて異例。組織改革を目指す講道館はスポーツ界の意見を幅広く導入するとの狙いがあり、5月下旬の評議員選定委員会で承認されたという。

 塚原氏は日本体操協会副会長や強豪クラブの朝日生命総監督を務めている。2012年ロンドン五輪では講道館の上村春樹館長が選手団長、塚原氏が総監督だった。