スポーツ仲裁裁判所(CAS)は4日、2013年柔道世界選手権でドーピング違反があったとして国際柔道連盟(IJF)から受けた処分を不服としていた女子48キロ級のシャルリーヌ・バンスニック(ベルギー)の訴えを一部認め、2年間の出場停止を取り消した。

 同選手は3位決定戦に勝ち銅メダルを獲得したが、その後の検査で禁止薬物のコカインが検出され、大会の失格と出場停止処分を科された。

 CASは検査結果を受けてIJFが失格としたことは支持したが、何者かの妨害行為があった可能性を認めた。