2020年東京五輪の会場計画見直しで、自然保護などを理由に葛西臨海公園から隣接地に移す案があるカヌー・スラローム会場について、東京都と東京五輪・パラリンピック組織委員会が10日、東京都内で日本カヌー連盟と初めて会談し、8月中に新たな会場計画をまとめる方針を確認した。

 カヌー連盟の成田昌憲専務理事は17日から世界ジュニア選手権が開催されるハンガリーで、国際カヌー連盟や国際オリンピック委員会(IOC)の担当者に見直し案を報告し、理解を求めることを明らかにした。同専務理事は「了承してもらえるように説明したい。都、組織委とも協力していい計画をつくりたい」と話した。