南米初開催となる2016年リオデジャネイロ五輪に向けた日本オリンピック委員会(JOC)の情報・医・科学合同ミーティングが11日、東京都内で開かれ、ワールドカップ(W杯)ブラジル大会を経験した日本サッカー協会など競技団体関係者ら約130人が時差、移動、感染症対策などについて意見交換した。

 米国での事前合宿を経て現地入りしたサッカーや、昨年リオデジャネイロでの世界選手権にパリ経由で渡航した柔道の例が紹介された。日常的に世界を転戦するスピードスケート関係者から時差対策の助言も出た。

 JOC情報・医・科学専門部会の久木留毅情報戦略部門長は「南米の五輪は誰も経験したことがなく、細心の注意が必要。夏冬関係なくチームジャパンで情報を共有したい」と語った。