国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は25日、ロンドン五輪の開会式から27日で2年を迎えることを受け、五輪後に残るレガシー(遺産)について「ロンドンではさまざまな領域で最大限の成功を収めている。開催都市がレガシーを守ることはIOCにとって大変重要だ」と高評価した。

 英政府の報告書によると、五輪の経済効果は140億ポンド(約2兆4000億円)を超え、五輪効果で少なくとも週に1度はスポーツをする16歳以上が1560万人となり、五輪開催が決定した2005年から170万人以上増えた。同会長は「ロンドンと英国は、大会が経済や社会に長期的にいい影響をもたらす触媒となりうることを理解していた」と述べた。