ラグビーのトップリーグ、近鉄の選手47人が31日、日本一高いビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)の地下1階から高さ300メートルのビル最上部にあるヘリポートまで歩いて上り、8月22日に開幕する今シーズンの必勝を祈願した。

 直射日光が当たるヘリポートの気温は選手が到着した午前8時40分時点で37・6度。空調が十分に効いていない非常階段1689段を約35分かけて制覇した体重102キロの豊田大樹主将は「練習と同じくらいハードだった。最初はみんな元気だったが、途中から静かになってきた」と大粒の汗を額に浮かべた。

 記念撮影を終えた選手らは、花園ラグビー場がある東大阪市の枚岡神社の宮司とともに、大阪の新名所となった展望台から日本一を誓った。