<テニス:全米オープン>◇第2日◇26日◇米ニューヨーク・ナショナルテニスセンター

 世界11位の錦織圭(24=日清食品)が、復帰戦を勝利で飾った。同176位で主催者推薦のオデスニク(米国)に6-2、6-4、6-2の2時間5分でストレート勝ち。「とてもうれしい。ほぼ完ぺきな試合だった」。力の差を見せつけ、2年ぶりの2回戦進出だ。

 錦織は、最初の2ゲームで、わずか1ポイントしか落とさない最高の滑り出し。左右に振られると、動きに、まだぎこちなさは残るが「試合中に、どれだけ動けるかも確認して、後半は問題はなかった」。第2セットこそ少しもつれたが、最終セットは一気に4-0とリード。最後は時速約198キロのサービスエースで締めくくると、右手でガッツポーズだ。

 錦織は4日に右足親指にできた腫れ物を切開手術。19日に抜糸をして、同日にコートの練習を始めたばかりで、出場できるかどうかが危ぶまれていた。