<柔道:世界選手権>◇第5日◇29日◇ロシア・チェリャビンスク

 女子70キロ級で23歳のヌンイラ華蓮(了徳寺学園職)は決勝で前回優勝のユリ・アルベアル(コロンビア)に小内刈りで一本負けし、銀メダルだった。

 同級の日本勢で、2003年の上野雅恵以来の優勝はならなかった。

 初出場で世界ランキング38位のヌンイラは、準決勝までの4試合中3試合で一本勝ち。準々決勝は同3位のケリタ・ズパンチッチ(カナダ)、準決勝は同13位のバルバラ・マティッチ(クロアチア)と格上を連破した。

 男子90キロ級で19歳のベイカー茉秋(東海大)は2回戦でセリオ・ディアス(ポルトガル)に一本負け。イリアス・イリアディス(ギリシャ)が2大会ぶり3度目の優勝を果たした。女子78キロ級はマイラ・アギアル(ブラジル)が初優勝。佐藤瑠香(コマツ)は3回戦で北京五輪銀メダルのヤレニス・カスティーリョ(キューバ)に完敗した。両階級とも日本勢は前回に続きメダルを逃した。

 日本女子は6階級を終え金2個を含む四つのメダルを獲得。男子は2日続けて表彰台を逃した。