テニスの全米オープンで、アジア男子初の4大大会シングルス準優勝を遂げた世界8位の錦織圭(24=日清食品)が、次戦となる22日開幕のマレーシアオープンの会場で、21日、初の練習を行った。

 アジアのスーパースター誕生で、主催者もピリピリムード。通常、公開される練習も、当初は非公開。しかし、報道陣からの要請で、わずか5分だけの公開となった。

 錦織は、前日の20日、香港からクアラルンプール入り。香港では、今大会から3週間続くアジアシリーズのプロモーションを行った。引く手あまたの人気に、さすがの錦織も「ちょっと疲れています」。それでも、約1時間、軽く汗を流した。

 錦織は今大会第1シード。1回戦はなく、2回戦の初戦は、世界152位のラム(米国)と同788位のジャシカ(オーストラリア)の勝者と対戦する。