優勝で、東京に凱旋(がいせん)だ。テニスのマレーシアオープンは22日、クアラルンプールで開幕。全米オープンでアジア男子初の4大大会シングルス準優勝を飾った世界8位の錦織圭(24=日清食品)は、第1シード選手として、この日、会見を開き「今大会、東京、上海と続くアジアシリーズはとても重要。優勝したい」と、次週の楽天オープン(東京・有明)に、凱旋(がいせん)帰国する意欲だ。

 この日も、錦織は引っ張りだこ。名所ツインタワーでの写真撮影、会見、練習など忙しい1日をこなした。昨晩、マイケル・チャン・コーチが、イベントがあった台湾から合流。全米後、錦織が多くの注目を浴びる中「そろそろテニスに戻る時間。1試合、1試合を集中して戦うことが大事」とアドバイス。11月9日開幕の年末上位8人しか資格のないツアー最終戦(ロンドン)出場に向け、いよいよ「チーム・ケイ」が再始動だ。

 錦織の初戦は、24日(水)が予定されている。