日本水泳連盟は7日、都内で倫理委員会と常務理事会を開き、仁川アジア大会水泳会場でカメラを盗んで略式起訴された競泳男子の冨田尚弥(25=チームアリーナ)について、16年3月31日までの選手登録停止とする処分案を決めた。今月下旬の臨時理事会で正式決定する。

 会見した鈴木大地会長(47)は「道徳、倫理指導をしてきたが、全ての選手に伝わっていなかった。本当に申し訳ありませんでした」と謝罪した。日本水連役員らに対しては、泉専務理事と上野広治常務理事、競泳日本代表の平井伯昌監督を、管理、監督が不十分だったとしてけん責処分とした。

 また冨田が所属するデサントは7日付で、契約社員である同選手を解雇したと発表した。