<ノルディックスキー:伊藤杯サマーファイナル大倉山ジャンプ大会>◇19日◇札幌市大倉山(HS134メートル、K点120メートル)

 高梨沙羅が1回目に女子の夏のジャンプ台記録を7年ぶりに更新する134・5メートルを飛んだ。昨年8月に141メートルを飛んだものの着地で手をつき、記録には認められなかった。今回はテレマークも入れ「内容はまずまず」と納得の表情だった。

 2回目もジャンプに不利な追い風を受けながら125メートルまで伸ばし、圧勝した。指導する父寛也さんも「今なら10回のうち9回は成功。残り1回も小さなミスにとどめている」と成長を実感している。

 ワールドカップ個人総合3連覇がかかる冬のシーズンに向け、高梨は「技術を磨いていきたい」と誓った。