日本バスケットボール協会は20日、国際連盟(FIBA)から男子のナショナルリーグ(NBL)とTKbjリーグの統合を迫られている問題で、2年後の統合を目指す新リーグ組織委員会の会合を開いたが進展はなく、今月末の回答期限に向け引き続き協議することになった。

 新リーグ組織委はNBLのトヨタ自動車東京と千葉、bjリーグの琉球と仙台の代表者も加え、リーグ統合のための条件などを協議するために設置された。しかし、この日は日本代表の弱体化など現状を招いた日本協会の組織運営のまずさが議論の中心になったという。新リーグの骨子について、bjリーグの河内敏光コミッショナーは「そんな話までいっていない。相当時間がなくなってきたという危機感はある」と述べた。

 FIBAは日本協会が統合への具体的な進展を示せない場合、国際試合出場停止などの制裁を科すとしている。