国内男子バスケットボールリーグの統合を主導してきた日本協会の深津泰彦会長が23日の臨時理事会で辞意を表明し、了承された。

 国際連盟(FIBA)から2リーグ併存状態の解消を迫られていたが、今月末のFIBAへの回答期限が近づく中で「合意形成ができる見通しが立っていない。私の責任。一刻も早く新体制となることが重要と認識した」と語った。

 リーグ統合に向けてはナショナルリーグ(NBL)とTKbjリーグの各2チームの代表者を入れた新リーグ組織委員会で協議を進めている。FIBAは日本協会が具体的な進展を示せない場合は国際試合出場停止などの厳しい処分を科すとしている。深津会長は「仮に制裁を受けたらおわびの言葉もない」と話した。

 丸尾充副会長が会長代行に就任する。