<スピードスケート:全日本距離別選手権>◇第1日◇24日◇長野・エムウエーブ◇男女1500メートル

 男子はソチ五輪代表のウィリアムソン師円(日本電産サンキョー)が、1分48秒23の大会新記録で初優勝した。

 今年6月からチームの中長距離部門が、オランダに拠点を移した。練習環境が変わり、戸惑いもあったが、今季、初戦でいきなり結果につなげた。「前半ちょっと飛ばし過ぎかなと思ったが、コーチには後半もそこまで落ちないと言われていたので、初めて最初からぶっ込んでいった。オランダに行って最初は不安だったが、結果が出た。会社が行かせてくれているのでうれしいより、責任を果たせてホッとした」と満足げに話した。山中大地(電算)が2位だった。

 女子1500メートルは同五輪代表の高木菜那(日本電産サンキョー)が、1分59秒04で初優勝。ウィリアムソンとともに「オランダ留学」の成果を出した。

 第一人者の小平奈緒(相沢病院)は2位。39歳の田畑真紀(ダイチ)は6位、菜那の妹、美帆(日体大)は8位で同種目のW杯代表を逃した。