柔道の世界ジュニア選手権を戦った日本代表が28日、米フロリダ州から帰国した。

 女子48キロ級で優勝した近藤亜美(19=三井住友生命)は「やりたいことが試せて良かった。自分のなかでは良い内容でした」と振り返った。今夏の世界選手権を制したため、周囲にはジュニア大会に出場する必要がないという声もあったが、「取り残していたタイトル」と世界女王の看板をひっさげて乗り込み、見事な圧勝劇をみせた。

 一方、米国開催だったため、現在特訓中の英語は通じたかという質問には、「ちょっとしゃべれた気がする。気持ちは通い合っていたはず…」と赤面。「言葉はいまいちだったかなー」と、こちらは「圧勝劇」とはいかなかったようだ。

 今後は12月のグランドスラム東京で2連覇を狙う。「負けたくないので、今日からでも(練習を)やりたいくらいです」と気合十分だった。