<男子テニス:パリマスターズ>◇第4日◇30日◇パリ

 シングルス3回戦が行われ、年間成績などの上位8人によるATPツアー・ファイナル(11月9~16日・ロンドン)初出場を目指す第6シードの錦織圭(日清食品)は第10シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)を6-1、4-6、6-4で下し、ベスト8入りを果たした。

 錦織は4強入りすれば自力でシーズン最終戦のファイナル出場権を獲得できる。31日(日本時間1日)の準々決勝では出場権を争う第4シードのダビド・フェレール(スペイン)と対戦する。

 錦織は「我慢してプレーできたからこそ、最終セットでチャンスが来た。第1セットは自分から攻めにいけたが、第2セットは相手のバックに集めすぎて読まれた。次のフェレールはタフな相手。自分のテニスをしっかり心掛けたい」と話した。

 第8シードのアンディ・マリー(英国)は8強入りして最終戦進出を決め、残り3つとなったファイナルの切符を狙う第7シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)も準々決勝に進んだ。