20年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長とIOCジョン・コーツ調整委員会委員長が19日、都内で会見し、バスケットボール予選会場の地方設置の可能性を言及した。

 コーツ委員長が「8キロということよりも既存施設の方が重要。サッカーもそうだが、地方を見る、例えば大阪とかを見るのも必要。我々にとってチャンスになる。キャパシティーも増えるし、チケットも売れ収入も増える」と発言。

 それを聞いた森会長は笑みを浮かべ「昨日から少しびっくりしているんです。我々は大阪まで延ばすのは難しいんじゃないかなと思った。しかし、コーツ委員長からアドバイスがあって、それがまさにオールジャパン」と話した。

 ただ、日本全国が立候補に手を挙げることを懸念し「でもこれが出ると九州から沖縄までとなっちゃう」と笑った。

 森会長とコーツ委員長らは18日、代替会場となる、さいたまスーパーアリーナを視察していた。