日本ラグビー協会は21日、世界最高峰リーグ「スーパーラグビー」に2016年からの新規参入が決定したことを受けて東京都内で記者会見を開き、矢部達三専務理事は「ジャパン・ドリームチームで参加する。世界のファンを驚かせるような革新を起こしたい」と述べ、日本代表選手を軸にトップリーグの外国人選手を加えてチーム編成する考えを示した。

 矢部専務理事は19年ワールドカップ(W杯)日本大会で8強入りするために向けた強化が使命の一つと説明。チーム編成は40人以上を対象とし、可能ならば学生も選考する。監督は代表と別の人物を置く方向で検討するが「代表と連携、連結しないと意味がない」と話し、日本代表と同じ強化方針で取り組める体制づくりを重要視する考えを強調した。

 日本が負担する運営費はスタッフ、選手の人件費を含めて「6億~7億円」(矢部専務理事)を見込み、主にスポンサーやチケット販売の収入で初年度から黒字を目指す。スーパーラグビー関連の部門は日本協会から独立させて取り組むという。