グランプリ(GP)シリーズのNHK杯で5位に入り、滑り込みでGPファイナル(12月、スペイン)出場を決めたソチ五輪金メダリストの羽生結弦が30日、フリーから一夜明けて取材に応じた。

 「悔しくて結構眠れませんでした。夢のなかでうなされたりもして」と、前夜を振り返りながら、連覇がかかるファイナルへは「連覇は関係ない。最後の一枠をギリギリでつかませていただいた身ですから、チャレンジャーです」と口にした。

 3週間前の中国杯で負傷した体をおしての演技だったが「出て良かった。応援してくれる方のおかげで、最後まで滑り切れた」と感謝していた。