<NBL:つくば50-79千葉>◇6日◇茨城・サンピア日立スポーツセンター

 バスケットボールNBLのつくばは千葉と対戦し敗れた。1日に15人中11人が離脱。シーズン中のチーム消滅危機に見舞われた。4日のNBL総会で、チーム登録に必要な10人を集めた新運営会社が承認を受けた。事実上のぶっつけ本番で何とか試合を成立させた。試合は後半に追い上げたものの大敗で、開幕から17連敗となった。試合後は涙ぐむ選手もいた。

 中川和之主将は「試合ができて良かった。主将としての責任が果たせた。プロとして失格かもしれないが、今日は数字より、全力プレーを見せることが大事だった」と安堵(あんど)したように言った。チームからの大量離脱に関して、3日には離脱した10人のうち9人が契約交渉の内容を明かし、新運営会社の山谷拓志社長を名指しで非難する事態が起きるなど混乱が続いていた。