<フィギュアスケート:グランプリファイナル>◇第2日◇12日◇スペイン・バルセロナ

 男子ショートプログラム(SP)はソチ五輪王者の羽生結弦(20=ANA)が今季世界最高の94・08点で首位発進を決め、大会2連覇へ前進した。

 冒頭の4回転トーループを完璧に決めると、終盤の連続ジャンプで転倒はしたが、技術、表現力ともに実力をみせつけた。「久しぶりに曲を感じてるなということを体で感じながら滑ることができたので、それが気持ちよく最後まで滑れた」と笑顔。13日(日本時間14日)のフリーで今季初優勝を狙う。

 選手はシーズンを通して同じ演目を滑りながら、完成度を高めていく。五輪王者は年明けの後半戦もにらみ、表現力に磨きを掛ける。