ラグビーの2019年ワールドカップ(W杯)日本大会組織委員会は15日、横浜市と神奈川県の共同で開催地立候補の追加申請があり、受理したと発表した。立候補は10月末に締め切られたが、組織委は「全国的な盛り上げを考慮し、現段階なら選考プロセスに間に合うことから受理した」と説明した。これで立候補地は15自治体となった。

 開催地は10~12会場になる見通しで来年1月に視察が始まり、3月ごろに決まる。今後の申請について、組織委は選考過程に間に合えば受理するか検討するとしている。

 神奈川県と横浜市によると、当初は市が単独で立候補を検討し、財政面などの懸念から断念。しかし、地元協会から開催を求める要望書が提出され、県と市が協力して立候補を決めた。会場には7万人以上収容の日産スタジアムを想定。準決勝、3位決定戦は6万人以上という収容能力の目安をクリアしている。