全国高等学校体育連盟(高体連)は16日、テニス専門部に会計処理がされていない約3400万円の不適正な資産があったと発表した。

 同専門部部長が8月に高体連事務局へ相談して発覚したもので、ここまでの調査では経緯は不明という。

 5日の理事会で特別調査委員会を設置し、年度内の事実解明を目指す。

 石川恵一郎専務理事は「極めて重大な問題。二度とこういうことが起こらないように再発防止策を実施したい」と話した。今後は全競技の専門部を対象に、会計内容の調査や、適正な処理に向けた経理説明会を継続的に実施する。