全日本柔道連盟は16日、来年2月の欧州遠征メンバーを発表し、グランドスラム(GS)東京大会男子66キロ級を制した17歳の阿部一二三(兵庫・神港学園高)はグランプリ大会(20~22日・デュッセルドルフ=ドイツ)出場が決まった。

 同大会には8月の世界選手権100キロ超級準優勝の七戸龍(九州電力)、60キロ級3位の高藤直寿(東海大)も出る。

 女子は48キロ級の世界女王でGS東京優勝の近藤亜美(三井住友海上)、同準優勝の浅見八瑠奈(コマツ)をドイツのグランプリ大会に派遣。ロンドン五輪57キロ級覇者の松本薫(フォーリーフジャパン)は欧州オープン(14、15日・オーベルバルト=オーストリア)に出場する。

 男子73キロ級世界王者の中矢力(ALSOK)は首痛のため、同66キロ級世界3連覇の海老沼匡(パーク24)は当初の予定通り、遠征に参加しない。