2016年に五輪が開かれるブラジル・リオデジャネイロのパエス市長は19日、市西部バーラ地区の五輪公園建設地で記者会見し、五輪の準備は順調に進んでいると強調した。

 6~7月に行われたサッカーW杯ブラジル大会では準備の遅れが目立ち、多くの公共交通機関の整備が間に合わなかったことなどから、五輪でも同様の事態が懸念されている。

 パエス氏は1月と12月に撮影した各建設現場の航空写真を示しながら工事の進展ぶりを説明。「工事は予定通りに進んでいる」と述べた。ただ、自転車競技の施設は3週間の遅れが出ていることを明らかにした。期限には間に合うとしている。

 パエス氏によると、現時点での五輪の総予算は376億レアル(約1兆7000億円)で、大幅に超過することはないとの自信を示した。