<全国高校バスケット選抜優勝大会:明成75-52桜丘>◇第6日◇28日◇男子準決勝◇東京体育館

 高校総体3位の桜丘(愛知)は、203センチのポイントゲッター、モッチ・ラミーン(2年)が思うように得点できず、52-75で前回優勝の明成(宮城)に敗れた。

 桜丘は第1Qを20-15とリードしたが、第2Q中盤、U-17日本代表センターの明成・八村塁(2年)に3点シュートを決められ、29-31と逆転を許した。そこからは徐々に点差が開き、終わってみれば23点差の完敗だった。

 モッチは試合時間の40分間フルにコートに立つも16得点しか挙げられず、38分5秒で31得点を奪った八村とのセンター対決に敗れた。

 江崎悟コーチは「モッチが全然守れなかった。こんなに八村と差があるとは思わなかった。本人も面食らってプライドもズタズタにされた」と天を仰いだが、「何がなんでも3位になる」と最終日の市船橋戦に向けて闘志を燃やしていた。