<全国高校バスケット選抜優勝大会:福岡大大濠89-78市船橋>◇第6日◇28日◇男子準決勝◇東京体育館

 市船橋(千葉)は試合終盤に得意の粘りを見せたが、78-89で第1シードの福岡大大濠(福岡)に敗れた。

 第3Q序盤の24点差(39-63)を、第4Q残り1分45秒、主将・戸田貫太(3年)の3点シュートで3点差(78-81)まで追い上げたが、最後は力尽きた。

 3日前に胃腸炎を発症、食事を思うようにとれないながらも奮戦した戸田は「3点シュートは得意じゃないが、今までやってきたことを出し切りたいと思って打った」。近藤義行コーチも「戸田は気持ちでシュートした」と主将の頑張りをたたえた。

 「体調は日ごとに良くなってきている。明日は高校最後の試合なので、勝って終わりたい」と戸田は気合を入れた。近藤コーチは「2010年(の3位決定戦)は、京北(東京)に16点リードしながら、最後に90-91で逆転負けした。あれを勝たせることをイメージして日々練習してきたので、最終日はしっかりいきたい」と、気持ちを切り替えていた。