<高校ラグビー:東福岡40-12尾道>◇準決勝◇5日◇花園

 尾道が、初の決勝進出を逃した。試合開始からアクセル全開で、優勝候補の東福岡に攻めかかった。

 前半は0-7から連続トライを奪って、一時は12-7とリードした。鋭い出足で相手の反則を誘い、12-12の同点で折り返した。しかし後半はじわじわとペースを握られて、最後は4連続トライを奪われて敗北した。

 梅本監督は「本当によくやったと思う。魂がこもっていた。今年のチームのベストゲーム。ただ向こうのペースになるとスタミナの差があるのかなと。総合力では届かなかった」と話した。

 フッカーの山川主将は「後半の最後で持っていかれた。集中力とスタミナが切れて、足が止まった。相手を苦しめたとは思う。後輩には勝ってほしい」と涙を浮かべていた。