斉藤仁氏の訃報(ふほう)に関して、日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長(67)がコメントを発表した。

 84年ロサンゼルス、88年ソウル五輪の2大会連続金メダルを獲得された斉藤氏の突然の訃報(ふほう)に接してとても残念な思いです。

 引退後は母校の国士大柔道部のコーチを務められるとともに、全柔連男子強化ヘッドコーチ、04年アテネ、08年北京五輪の日本男子監督として活躍され、大変実直で真面目な印象と真摯(しんし)な姿が深く心に残っています。

 強化委員長として16年リオデジャネイロ、20年東京五輪に向けて強化体制を築いていたさなか、選手の活躍を見届けることができずに、大変残念であると思います。しかし、必ずや斉藤氏の思いを引き継いだ選手たちが多くの金メダルを獲得してくれることを信じて、ここにご冥福をお祈りいたします。