ラグビーの2019年ワールドカップ(W杯)日本大会の会場に立候補した15自治体の視察を終えたワールドラグビーのW杯統括責任者、アラン・ギルピン氏が23日、東京都内で記者会見し「いくつものワールドクラスの施設があり、日本独自の魅力もある。全体として開催地の質には満足している」と評価した。

 視察は大会組織委員会と、競技統括団体のワールドラグビーが大会運営を委託する「W杯リミテッド」が合同で10日から23日まで実施した。10~12会場とされている開催地は3月に発表する予定で、ギルピン氏は選考基準について「競技場の規模、地理的バランスを含めて考えていきたい」との考えを示した。

 立候補したのは札幌市、岩手県と同県釜石市、仙台市、埼玉県と同県熊谷市、東京都、神奈川県と横浜市、静岡県、愛知県と同県豊田市、京都市、大阪府と同府東大阪市、神戸市、福岡市、長崎県、熊本県と熊本市、大分県。