全豪オープンで日本男子にスポットライトが当たったのが1932年。佐藤次郎がベスト4、布井良助がベスト8入りした。この佐藤の4強が日本男子の過去最高成績となっている。

 2人の活躍後は苦しい戦いが続き、目立った成績を残せずにいた。95年のウィンブルドン選手権で準々決勝に進んだ実績のある松岡修三は全豪では89年の2回戦進出が最高だった。

 錦織圭は初出場した2009年は1回戦敗退。11年に3回戦まで進むと、12年には8強入りした。その後の2年間はともにベスト16となる4回戦に進出した。

 ダブルスでは1965年に渡辺康二と石黒修のペアがベスト8入り。混合ダブルスでは佐藤が32年にオーストラリア選手と準優勝した。

 女子シングルスでは日本の活躍が光り、73年に沢松和子が初めて4強入りし、クルム伊達公子(エステティックTBC)が94年に準決勝に進んだ。95年には沢松奈生子、2000年には杉山愛がベスト8入りしている。