国際バスケットボール連盟(FIBA)が立ち上げたタスクフォース(特別チーム)の第1回会議が28日、都内で行われた。

 FIBAのインゴ・ワイス財務部長とともに、日本サッカー協会最高顧問の川淵三郎氏(78)がまとめ役のチェアマンに就任。FIBAから無期限の国際試合出場停止処分を受けた日本協会の問題点(1)協会のガバナンス(組織統治)(2)男子リーグのNBLとbjの統合(3)男女代表チームの強化体制確立の解決を主導していく。

 タスクフォースは男子のリオデジャネイロ五輪予選のある6月までの問題解決を目指す。川淵チェアマンは「残された人生はあまりありませんが、改革のために全力をささげたい」と問題解決に死力を尽くす覚悟を示した。

 特別チームの他のメンバーは日本オリンピック委員会(JOC)の青木剛副会長、日体協の岡崎助一専務理事、日本協会の梅野哲雄会長代行、電通の中村潔執行役員、NBL東芝の林親弘部長、TKbjリーグ琉球の木村達郎社長、元女子日本代表のエースでユニバ女子子監督を務める萩原美樹子氏、弁護士の境田正樹氏の10人。オブザーバーとしてFIBAのパトリック・バウマン事務総長、文科省の久保公人局長が入った。また、改革のテーマごとに作業部会が設置される。