天才空手少女、高野万優(たかの・まひろ)ちゃん(8)が、20年東京五輪での金メダルを宣言した。

 五輪実施競技入りを目指す全日本空手道連盟(全空連)の「KARATE

 2020

 アンバサダー」に就任した万優ちゃんは1日、東京・六本木の東京ミッドタウンで記者会見に出席。気迫のこもった形演武を披露して集まった約500人から大きな拍手を浴びた。

 五輪の記憶は「スケートとか」と昨年のソチ五輪ぐらい。12年ロンドン五輪さえ知らないが、東京五輪について聞かれると「毎日つらくても練習を頑張って、優勝したい」。学年別の日本一を決める全日本少年少女選手権を2連覇。鋭い眼光でスピードあふれる技を繰り出す動画がyou

 tubeで400万回近く再生され、国内外のテレビでも紹介された。これまで「空手界の顔」として競技をアピールしてきた元世界女王の宇佐美里香さん(28)も「気迫がすごい」と一緒に演武した「次世代の空手界の顔」に舌をまいた。

 06年7月15日生まれ。14歳になった直後に迎える5年後の東京五輪に出場するのは難しい。現在行われている世界選手権の年齢制限は組手が18歳以上、形が16歳以上だからだ。しかし、全空連の日下修次事務局長は「年齢制限を14歳まで引き下げることも考える。そうすれば彼女も出られる」と、仰天プランをぶち上げた。細かなルールを策定するのは、東京五輪での実施が決まってから。実施が決まり「万優ルール」が採用されれば、万優ちゃんが一躍「東京五輪の顔」に躍り出る可能性もでてきた。