日本ラグビー協会は1日、16年リオデジャネイロ五輪から正式種目となる7人制ラグビーのセブンズワールドシリーズ第4戦ニュージーランド大会(6、7日)、第5戦米国大会(13~15日)の男子日本代表12人を発表した。

 同シリーズは今季から日本が初参加している世界の強豪が集う大会。15人制日本代表との両立に挑む藤田慶和(21=早大)に加え、合谷和弘(21=流通経大)、松井千士(ちひと、20=同大)の大学生3人が、同シリーズ代表に初選出され、この日、成田空港から経由地のオーストラリア・シドニーに出発した。

 藤田は「個人としては自分の強みを出して、世界のトップ選手と渡り合えることを楽しみたい。チームとしては、コアチームに残れるように1つでも多く勝つことが大事」と決意した。合谷は「スピードも体力もまだまだですが、得意のステップを見せたい」。松井も「まさか選ばれると思っていなかったのでビックリ。でも武器のスピードがトップ選手にどこまで通用するのか試してきたい」と意欲を示した。

 主将の坂井克行(26=豊田自動織機)は「大学生3人は、7人制に関してはまだまだ経験が豊富ではない。縮こまったプレーはせずに、若さを生かして思いきりやってほしい」と期待を寄せた。