スキー場での事故で脳を損傷し昏睡(こんすい)状態にある元F1王者ミハエル・シューマッハー氏(44)の担当医が31日、「(30日に行われた)2度目の開頭手術の後、状況は少しだけ良くなった」と話した。

 仏グルノーブルの病院で会見に臨んだ脳神経外科部長のゲイ医師は「脳の左側の部分から大きな血腫を摘出した。他の血腫よりリスクなく摘出できると判断したからだ」と説明。また麻酔科のパイヤン主任医師も「昨日より、より症状がコントロールできている。ただ危険を脱したとは言えない。継続的な観察が必要」と話した。