NFLの新しい労使協定の締結交渉で25日、既に合意していたオーナー側に続いて選手側が新協定に合意したと発表し、3月半ばから続いていたロックアウト(経営者側による施設封鎖)が解除されるとともに、2011~12年シーズンも当初予定通り9月8日に始まる見通しとなった。

 労使協定の交渉では90億ドル(約7200億円)にも上る収益の配分比率などをめぐって両者が対立し、これまでの協定が失効した3月半ばからロックアウトが続いていた。新しい協定は10年間有効で、配分比率はこれまでの50%ずつからオーナー側が53%、選手側が47%となった。4年を経過した選手の大半が条件なしのフリーエージェント(FA)権を獲得することも盛り込まれた。