NBAでプレーし、北米の主要プロスポーツリーグの男性現役選手として初めて同性愛者であることを公表したジェーソン・コリンズ(35)が19日、スポーツイラストレーテッド誌(電子版)で引退を表明した。

 コリンズは昨年4月に同誌で同性愛を告白。今年2月にネッツと契約して22試合に出場したが、今季は選手登録されなかった。社会的な注目を集め「スポーツ界と同性愛者の権利にとって、1つの道しるべになれてよかった」と感想を述べた。

 ただ、自身に続いて同性愛者であることを公表する選手は見当たらない現状に「誰もが真の姿を隠さず、自分らしい人生を送ることができるようになればいい。まだ、われわれはそこまで来ていない」と記した。