バレーボール女子日本代表の狩野舞子(22=パビア)が、代表生き残りをかけた重要な遠征に挑む。チームは28日、欧州遠征のため成田空港を出発した。狩野は昨季、イタリア・セリエAでプレー。大型選手と戦ってきた経験を武器に、代表定着をアピールすることを誓った。「背の高い選手ともやってきたので、(スパイクの)打ち分けをしっかり見せられるようにしたい」。中3で初代表に選ばれた狩野も、ケガに泣いて五輪は1度も経験していない。それだけに、「結果を出すことが重要」と意気込んでいた。

 チームはイタリアで合宿後、6月5日にスイスで開幕するモントルー・バレーマスターズでイタリア、オランダなどと対戦。その後、ドイツ入りし、14日からドイツと3連戦を行って帰国する。