<バレーボール:W杯女子大会・日本3-0韓国>◇7日目◇12日◇札幌・北海きたえーる

 日本の「守護神」にチームメートが感謝した。日本のリベロ佐野優子(32=イトゥサチ)が、韓国で「100年に1人の逸材」と言われる192センチ金軟景の強打を再三拾った。「ホッとしてます。気持ち良く決めさせないようにしました。苦しいときにみんなが決めてくれて助かりました」と、何事もなかったかのように控えめだった。

 守備に重点を置く真鍋政義監督(48)は「安定して素晴らしいプレーをしている」と絶賛。セッターの竹下佳江(33=JT)も「苦しい状況で、リベロがしっかり上げてくれた」と信頼を寄せる。ディグ(スパイクレシーブ)など、いくつかの守備部門で参加国中トップに立つ仕事人。好調の要因を「練習してきたものが出ているし、コンディションもいい。いいもの同士が重なり合っています」と笑顔で分析していた。