<バレーボール:W杯女子大会・日本3-0ケニア>◇9日目◇16日◇東京・代々木第1体育館

 アフリカ女王に快勝しても、日本の視線はその先だった。第1セット、12-7からの2連続サービスエースで加速させたセッターの竹下佳江(33=JT)は「明日に切り替えて頑張ります。とにかく目の前の戦いに備えるだけです」と口もとを引き締めた。

 17日は、勝ち点19で並ぶドイツとの一戦。08年北京五輪以降8勝3敗と分のいい相手だが、真鍋政義監督(48)は「サーブレシーブが少々乱れても、7番と14番は力で打ってくる」とグリューン(31)とコズーフ(25)を警戒。この日、日本はわずか57分でケニアに快勝、ドイツは1時間58分の戦いでイタリアに敗れたが、指揮官は「全然関係ない。お互い疲れていますし、ドイツも必死なので」と緩みはなかった。